Windows 11セットアップ、Wi-Fiを繋げてしまった...

全力開発ブログの @Rustumi-Hinata です。 4カ月以上も前のことですが、執筆環境が一新されたので最近あった事でも書きます。 できごと 4月、新規にノートPCを購入して、セットアップ時にログインが必要になり困ってしまいました。 昨今のWindowsはセットアップ時にMicrosoftアカウントが必要になることを完全に忘れて、Wi-Fiを接続した後にログインを求められてしまい、「困ったな」とネットで調べたがあまり情報が無かったので残します。 状態 ネットにあるような方法で再起動を行ったが、Wi-Fiが接続されたままなので、ローカルアカウントを作ることができない。 ローカルアカウント設定の順序 Shift + F10を押してコマンドプロンプトを表示する cd oobe をディレクトリに移動する BypassNRO.cmd で再起動される セットアップ画面で「インターネットに接続していません」を選択 ローカルアカウントを作成 流れはこのような形だが、ノートPCの場合Wi-Fiに接続されていると強制的にログイン画面に飛んで、この方法が通用しない。 解決策 現状ではWi-Fiで繋がっているので、インターネットが接続できる状態になっているWi-Fiをコマンドプロンプトで切断してやれば、問題が解決できる。 手順 Windowsの netsh コマンドを使ってWi-Fiを切断します。 Shift + F10を押し、コマンドプロンプトを表示する netsh wlan delete profile name="SSID名" で接続を切断する 上記ローカルアカウント設定の順序で再起動をする netsh参考: Netsh コマンドの構文、コンテキスト、形式 - netsh コンテキスト、サブコンテキスト、netsh 構文に加え、Windows Server または Windows クライアントを実行しているローカル コンピューターとリモート コンピューターで netsh コマンドを実行する方法について説明します。 ...

Posted 2024-10-27 ·  Rutsumi-Hinata ·  Knowledge

NVAPIを使ったVRAMの取得

NVAPIって知っていますか? NVAPIとはNVIDIA社が提供しているAPIです。 NVIDIA社が提供している有名なAPIとしてはCUDAが存在しますが、CUDAとは違いNVAPIは搭載されているハードウェアの情報を取得することが主な使用用途だと思われます。 さて、私はGPUを酷使する機会が多少ながらもあり、その時にVRAMがどの程度使用されているかどうかを取得するためのNVAPIのコードを紹介します。 NVAPIをダウンロード まずは、NVAPIを以下のリンクからダウンロードしてきます。 今回この記事で利用しているNVAPIのバージョンは「R450」です。 Developer Tools Download Center - NVIDIA Developer ダウンロードが終えたファイルの中には nvapi.h などのヘッタファイルがあり、ライブラリが入っているファイルが確認できます。 NVAPIファイルを、プログラムを作成する作業フォルダー内に配置してください。 VRAMの取得を行うコード C言語 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 #include <stdio.h> #include "NVAPI/nvapi.h" #if _M_AMD64 #pragma comment(lib, "NVAPI/amd64/nvapi64.lib") #else #pragma comment(lib, "NVAPI/x86/nvapi.lib") #endif int main() { NvAPI_Status nStatus = NvAPI_Initialize(); if (nStatus == NVAPI_OK) { NvPhysicalGpuHandle hGPUHandles[NVAPI_MAX_PHYSICAL_GPUS] = {0}; NvU32 count = 0; nStatus = NvAPI_EnumPhysicalGPUs(hGPUHandles, &count); if (nStatus == NVAPI_OK) { printf("GPUS:%d\n", count); } else { printf("ErrorCode:%d\n", nStatus); } NvPhysicalGpuHandle hGPUHandle = hGPUHandles[0]; NV_DISPLAY_DRIVER_MEMORY_INFO_V1 MemoryInfo; MemoryInfo.version = NV_DISPLAY_DRIVER_MEMORY_INFO_VER_1; nStatus = NvAPI_GPU_GetMemoryInfo(hGPUHandle, &MemoryInfo); if (nStatus == NVAPI_OK) { printf("VRAM Total:%.5lf[GB]\n", (double)MemoryInfo.dedicatedVideoMemory / 1048576); printf("VRAM Can Use:%.5lf[GB]\n", (double)MemoryInfo.availableDedicatedVideoMemory / 1048576); } else { printf("ErrorCode:%d\n", nStatus); } } return 0; } 今回使用するコンパイラはMSVC(cl.exe)を使用します。clangコンパイラでもコンパイル可能です。 ...

Posted 2020-11-13 ·  Rutsumi-Hinata ·  Tech

右クリックからテキストドキュメントが作成できなくなったときの対処法

右クリックからテキストドキュメントを作ろうとしたら、おなじみの「テキストドキュメント」がいなくなり、かわりに「Rich Text Format」の文字が……。 さっそくテキストドキュメントを復活させるために設定をいじっていきましょう。 Caution この記事ではレジストリエディターを操作します。レジストリエディターの操作は自己責任で慎重に行ってください。 レジストリエディターから復活させる まずはタスクバーの検索欄で regedit と検索してクリックします。 ユーザーアカウント制御が出てきたら「はい」をクリックします。 レジストリエディターの左に表示されているツリーから HKEY\_CLASSES\_ROOT を探して開きます。 「Ctrl」+「F」で検索欄を表示させ、 .txt と検索します。 .txt を開き、 「ShellNew」 をクリックします。 設定を下記のようにします。 名前 種類 データ (既定) REG_SZ (値の設定なし) ItemName REG_EXPAND_SZ @%SystemRoot%¥system32¥notepad.exe,-470 NullFile REG_SZ (値の設定なし) これでだいたいの場合は直るはずです。 が、まれにこれでも直らない時がありますので、下記の設定も一応確認しておきましょう。 一つ前の階層の設定を見てみる 1つ前の階層の設定を下記のようにします。 名前 種類 データ (既定) REG_SZ txtfile Content Type REG_SZ text/plain PerceivedType REG_SZ text 私の場合は(既定)が txtfile になっていなかったので、おそらくこれが原因でした。 F5を押しまくる 上記の設定をしたにもかかわらず、未だ「テキストドキュメント」が姿を現さない場合は、エクスプローラーを開いて 「F5」キーを連打 してみましょう。 いっそのこと、PCを再起動するのも手です。 これによりエクスプローラーが更新され、上記の設定が反映されるので割と効果的です。 原因は何? アップデートで非表示にされた。 レジストリエディターをいじった。 何らかの拍子でレジストリの設定が変わった。 Windowsが反抗期。 など、さまざまな理由が考えられます。

Posted 2020-08-15 ·  Konoka-Iori ·  Knowledge